コールドスリープ

お気に入りのSF小説5冊(タイムトラベル編)

小説はジャンルにこだわらず何でも読む方ですが、一番好きなジャンルはSFです。ただ、ひとくちにSFといってもさらに細かいジャンルがありまして、その中でも特に好きなジャンルは「タイムトラベル」モノです。今回はその中からお気に入りの5冊を紹介します。

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ペイチェック―ディック作品集 / フィリップ・K・ディック

ペイチェック―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)

ペイチェック―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)

価格: ¥ 1,015

著者: フィリップ・K. ディック

クリエーター: Philip K. Dick, 浅倉 久志

出版社: 早川書房

出版日: 2004-01

商品カテゴリー: 文庫

ページ数: 575

ISBN: 4150114684

近未来、機密保持のために高い報酬と引き換えに作業期間の記憶を抹消するという契約で仕事を請け負ったが、契約期間後に渡されたのは報酬とはいえない数個のガラクタだった。しかも報酬をガラクタに変えるように指示したのは他でもない自分自身だった。なぜそんな行動をとったのか。受け取ったガラクタの意味は。

まずは大御所の作品から。表題作を含む短編集です。冒頭から提示される大きななぞ。少しづつピースがはまっていく展開にページをめくる手が止まらないサスペンス。『ペイチェック 消された記憶』ってタイトルで映画化されています。ベン・アフレックとユマ・サーマンが出てるわりとメジャー作品なので観たことある人も多いかもしれませんね。

ゲイルズバーグの春を愛す / ジャック・フィニィ

ゲイルズバーグの春を愛す (ハヤカワ文庫 FT 26)

ゲイルズバーグの春を愛す (ハヤカワ文庫 FT 26)

価格: ¥ 907

著者: ジャック・フィニイ

クリエーター: 福島 正実

出版社: 早川書房

出版日: 1980-11

商品カテゴリー: 文庫

ページ数: 334

ISBN: 4150200262

骨董品の机を手にした青年は机に隠しひきだしがあることに気付く。中には1通の古い恋文が入っていた。酔っていたこともあって、ふとその手紙に返事を書いてみよういう気になった。何十年も昔に書かれた手紙に返事を書いてみたところで届くはずがない。返事を出したことも忘れていたある日、机のひきだしから2通目の手紙が見つかる。

こちらも表題作を含む短編集です。上に書いたあらすじは最後に収録されている『愛の手紙』という時空を超えた切ないラブ・ロマンスです。

ここがウィネトカなら、きみはジュディ / 大森望編

ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

価格: ¥ 1,015

著者: テッド・チャン, クリストファー・プリースト, リチャード・A・ルポフ, ソムトウ・スチャリトクル, F・M・バズビイ, イアン・ワトスン, ロベルト・クアリア, ボブ・ショウ, ジョージ・アレック・エフィンジャー, ロバート・シルヴァーバーグ, シオドア・スタージョン, デイヴィッド・I・マッスン, H・ビーム・パイパー

クリエーター: 大森望, 大森望, 瀬戸羽方, 古沢嘉通, 浅倉久志, 伊藤典夫, 室住信子

出版社: 早川書房

出版日: 2010-09-22

商品カテゴリー: 文庫

ページ数: 480

ISBN: 4150117764

男はグランドセントラル・タワーを見上げていた。時刻はPM12:01、いつもそうだ。それから1時間後、再び男はグランドセントラル・タワーを見上げていた。時刻はPM12:01、あるときから時間の流れがおかしくなった。どうしても1時間後にはもとの時間に巻き戻されてしまう。記憶は失われないがこのループから抜け出せない。

上にかいた作品はその名も『PM12:01』。サスペンス、ロマンスときて、こちらはファンタジー、ちょっと不思議なタイムトラベルモノを集めたSFマガジン創刊50周年記念のアンソロジーです。

マイナス・ゼロ / 広瀬正

マイナス・ゼロ (集英社文庫)

マイナス・ゼロ (集英社文庫)

価格: ¥ 832

著者: 広瀬 正

出版社: 集英社

出版日: 2008-07

商品カテゴリー: 文庫

ページ数: 518

ISBN: 4087463249

昭和20年、大空襲の中、浜田少年は息絶えようとする隣人の伊沢先生から18年後にまたこの場所にきてほしいという奇妙な遺言をたのまれる。18年後、遺言通りに旧伊沢邸を訪れると、ずっと行方不明になっていた伊沢啓子がタイムマシンに乗ってあらわれる。2人は再びタイムマシンに乗って過去へいこうとするが…

上みたいなあらすじじゃおもしろそうじゃないですね、ごめんなさい。でもひとことで説明するのは無理です。ネタタバレにしかならないw

夏への扉 / ロバート・A・ハインライン

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

価格: ¥ 799

著者: ロバート・A. ハインライン

クリエーター: Robert A. Heinlein, 福島 正実

出版社: 早川書房

出版日: 2010-01-30

商品カテゴリー: 文庫

ページ数: 383

ISBN: 415011742X

親友と恋人に裏切られたダンは、失意のままコールドスリープ(冷凍睡眠)に入る。30年後、目覚めると、かつて自分が頭の中で思い描いていたのとそっくりなロボットが普及する世界になっていた。特許の所有者は同姓同名のようだが、自分には記憶がない。真実を探るため一か八かのかけに出る。

「オススメの海外SF」のような企画には必ず入っている定番の1冊。二転三転する展開に夢中になって読んだ作品。例にもれず自分もこの作品がきっかけでSF小説にハマりました。当ブログのタイトル「ColdSleep」もこの本に影響されて命名したくらいお気に入りです。文庫本で2回、新訳版で1回買って、夏になると読み返したりしています(夏はあまり関係ないんですがw)。

あとがき

他にもいろいろおもしろいSF小説があるのですが、きりがなくなるのであえて「タイムトラベル」という縛りをいれてみました。また違う機会にとりあげてみたいと思います。

SF映画はわりと人気がありますが、SF小説の方はいまだ日陰の存在ですよね。小さい本屋だとコーナーすらなかったりします。でも、読んでみると映画以上におもしろいですよ。好きなSF映画の原作から手にとってみてはいかがでしょう。

今回は「タイムトラベル編」でしたが、2番目に好きなジャンルは「人工知能」モノです。機械がどんどん高度になっていき感情表現などもできるようになったとき、それは心をもったといえるのか。逆に人間が体をどんどん機械化していったとき、どのレベルから人ではなくなるのか。「人間とは何か」を考えさせらます。

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