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仕事するのにオフィスはいらないのか?

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)

著者/訳者:佐々木 俊尚

出版社:光文社( 2009-07-16 )

定価:¥ 798

Amazon価格:¥ 798

新書 ( 248 ページ )

ISBN-10 : 4334035159

ISBN-13 : 9784334035150


iPhoneが代表するような高性能スマートフォンの登場、ブロードバンドや公衆無線LANの普及、そして”クラウド”と呼ばれるネットワーク上でアプリやデータを管理する技術によって可能になった新しいワークスタイル”ノマド”の実践書です。

ノマドスタイルを実現するための具体的なサービスやツールの紹介だけなら似たような話はネットや雑誌で見つけられるかもしれませんが、それらを使う側に求められる要素(3つのコントロール要素)にまで言及しているところがポイントです。

1.アテンション(注意力、集中力)のコントロール

時間や場所といった制約から解放される一方で、それらの自由をルーズに浪費しないで目的の作業に注力するセルフコントロールが必要です。机に向かったはずなのにいつのまにか全然関係ないサイト見てる…ってよくありますね(;´Д`)

2.情報のコントロール

RSSやメール、SNSなどを通して触れる膨大な情報をいかに効率的にさばいていくのか、整理と蓄積、プルとプッシュの使い分けが重要になります。気がついたら未読RSSが1,000件越えてる…ってよくあり(ry

3.コラボレーション(連携、協調)のコントロール

個人で完結することばかりではありません。スケジュール共有やチャットなどのツールをうまく使って時間や場所を越えたリレーションシップの構築することは以前にも増して重要です。信頼関係がなくては成り立ちません。

まとめっていうか感想

会社の体制的に、情報セキュリティ的に、ノマドスタイルなんて自分には関係ないよって人がほとんどだと思います。何夢みたいなこと言ってるんだと思う部分はあるかもしれませんが、それでも通勤時間や余暇時間の活用などノマドスタイルのエッセンスはきっと参考になるはずです。

iPhoneをiフォンって書いているのが最後までなじめませんでしたが、さくっと読めます。ツールの進化とその活用でライフスタイルまで進化させようって考えはSF的でおもしろいです。

整理HACKS!を読んで整理整頓を極める

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣

著者/訳者:小山 龍介

出版社:東洋経済新報社( 2009-06 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本 ( 246 ページ )

ISBN-10 : 4492043373

ISBN-13 : 9784492043370


なんとなく黄色の表紙が目に止まって立ち読みしたところ、iPhone、Evernote、SugarSync、Twitterなど最近自分も使いはじめたツールを使って仕事の効率をアップするっぽい内容だったので試しに買ってみました。

整理HACKSってこで、冒頭のきちんと整理ができる人というのは、整理というプロセスを美しく処理できる、優れたデザイナーでもあるって言葉が示すように、整理という行為をちらかった状態をきれいに戻すという後処理としてでなく、将来の作業を効率化する前処理として捉えることで創造性を見出し、その過程も楽しもうって感じです。

本書ではツールを使った実践的なものから意識改革的なものまで全部で90個のハックが紹介されています。複数台のPCで作業環境を同期する方法やペーパーレス化のハックはぜひ実践してみたい内容です。気がつくとごちゃごちゃになっている名刺もきちんと管理したい。最近は出張もちらほらあるのでどこでもオフィス構築もタイムリーな課題です。

目指せノマド(遊牧民)的ワークスタイル!
モバイルカードとスキャナー(ScanSnap)が欲しい…。

名作SFが復活!「夏への扉(新訳版)」

  • 2009.08.11

夏への扉[新訳版]

著者/訳者:ロバート・A・ハインライン

出版社:早川書房( 2009-08-07 )

定価:¥ 1,260

Amazon価格:¥ 1,260

単行本(ソフトカバー) ( 352 ページ )

ISBN-10 : 4152090596

ISBN-13 : 9784152090591


1963年発刊のロバート・A・ハインラインの名作SF「夏への扉」が46年の時を経て新訳版で発売ってことでダッシュで買ってきました。旧文庫版も2回買っているので通算3冊目になりますが、何度も買い直す価値があると思える最高のSF小説です。私がSF好きになったきっかけの1冊で、初めて買った早川文庫だと思います(2冊目はウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」)。

新訳版では、旧文庫版で直訳っぽかった一部の固有名詞が読みやすく訳しなおされています(例:文化女中器→おそうじガール)。確かに初めて旧文庫版を読んだ時はちょっと冒頭部分で読みづらさを感じた記憶があります。新訳版で初めて読む人は最初から物語にスムーズに入っていけることでしょう。まぁすぐに内容に魅了されてしまうのであまり問題はなかったんだろうけども。

ぼくが飼っている猫のピートは、冬になると“夏への扉”を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているからだ。そしてぼくもまた、ピートと同じように“夏への扉”を探していた。最愛の恋人と親友に裏切られ、仕事を失い、生命から二番目に大切な発明さえも奪われてしまったぼくの心が、真冬の空のように凍てついてしまったからだ。失意の日々を送っているぼくにも、ピートが信じる“夏への扉”は見つかるのだろうか。
from Amazon.co.jp 夏への扉[新訳版]内容紹介

何も知らず表紙と紹介文で猫の出てくる話かなって程度に油断して読んだこともあって、実際読みはじめてそのスケールの大きさとストーリーの巧みさに1発でノックアウトされ、眠るのを忘れて読み終えた思い出があります。この体験がなければSFの世界に魅了されることはなかったかもしれないです。特にタイムトラベルものが大好きなのも本書の影響です。

ブログタイトルのColdSleepは、本書のポイントである冷凍睡眠(コールドスリープ)って言葉に、音的にも概念的にも惹かれるものがあったので拝借させてもらいました。