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iPhoneだけで撮影された写真集『iPhonegrapher』

iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉

著者/訳者:三井公一

出版社:雷鳥社( 2010-08-07 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本(ソフトカバー) ( 256 ページ )

ISBN-10 : 4844135465

ISBN-13 : 9784844135463


フォトグラファー三井公一の写真展「iPhonegrapher 〜around the water〜」に行ってきました。本企画展は「水」をテーマにした3人の企画展の第一段で、企画展タイトルにあるようにiPhone 3G/iPhone 4だけで撮影された写真展です。会場は非常に小さなところで数分で観終ってしまったので記念に写真集『iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉』を購入してきました(サイン付!)。

本書はタイトルにある通りiPhoneで撮影した写真に短い言葉(詩だったり名言の引用だったり)が添えられているというシンプルな構成です。駅、空、公園、街中などでサラリーマンや学生、猫などを撮影したスナップ写真で特別な被写体があるわけではありません。また本書は作品集であり、テクニック本ではありません。巻末にショートレクチャーがありますが、iPhoneでのフォトライフを楽しむための心構え的な内容で、技術情報はありません。それゆえに、iPhoneさえあれば難しい設定なんて何一つしないでもこんな味のある写真が撮れるんだーと感嘆すると同時に、俺もがんばらなきゃ!っていうわけのわからないやる気がわいてきます。

Flickrにも”iPhonegraphy“などのグループがあり、日々iPhoneで撮影された写真がアップされています。自分のiPhoneの写真フォルダを見たらラーメンの写真ばかりでした…もう少し日常の何気ないヒトコマにも気を配ってステキな写真を撮れるようにがんばりたいです (;´Д`)

iPhoneがあれば撮影から編集・加工、公開まで全て1台でこなせます。
iPhoneさえあればiPhotographerになれます。

さぁ、iPhoneを持って外に出よう。

本書の撮影に使用されたiPhoneアプリ

参考サイト

『電子書籍の衝撃』を読んだ

  • 2010.07.26

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

著者/訳者:佐々木 俊尚

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン( 2010-04-15 )

定価:¥ 1,155

Amazon価格:¥ 1,155

新書 ( 303 ページ )

ISBN-10 : 4887598084

ISBN-13 : 9784887598089


先日ビックサイトで開催された第17回国際ブックフェアに行った際に、ディスカバー・トゥエンティワン社のブースで佐々木俊尚さんのサイン会をやっていたので今さらながら『電子書籍の衝撃』を購入しました(サイン付)。

で、さっそく読んでみたわけですが、
失敗した…

といっても失敗したのは自分自身で、発売されたときからTwitterなどで話題になっていたのにスルーしていたことです。タイトルから電子書籍礼賛と出版業界へのディスりみたいな内容だと勝手に思い込んでいました(一部はあってたけどw)。

本書では、現在までの出版業界の変遷や課題、今後の動きについて、ネット配信が先行した音楽業界を参考に未来への展望を語っています。従来のマスモデル的なパッケージの重要性が薄れ、ブログやソーシャルメディアを通じてのソーシャルなリパッケージ化(コンテキストによるマッチング)がますます重要になっていくってくだりがおもしろかったです。

電子書籍については実際に何冊かiPhone/iPadで読んでみたり、PDF、ePubデータの作成をしてみたり、それなりに情報収集してたりしてたので、今さら電子書籍の魅力なんて100も承知だぜーってうぬぼれていました…情報強者とうぬぼれ素直に学べなくなったらそれこそ情報弱者です。本書の内容が全て正しいとは思わないけど、来るべき電子書籍時代への備えるために必要な知識を学ぶことができます。

ってことで未読の人は偏見を持たずに読んでみてほしいと思います。

金城一紀の『映画篇』『対話篇』を読んだ

  • 2010.07.11

どこか忘れたけどブログで絶賛されていたのでいつか読もうと思っていたら、文庫本版が出ていたのでさっそく読んでみました。

映画篇 (★★★★★)

映画篇 (集英社文庫)

著者/訳者:金城 一紀

出版社:集英社( 2010-06-25 )

定価:¥ 750

Amazon価格:¥ 750

文庫 ( 472 ページ )

ISBN-10 : 408746587X

ISBN-13 : 9784087465877


映画をモチーフにした友情、正義、ロマンス、復讐、笑いと感動、の5つの短編集。タイトルと設定だけを名作映画から借りてきたようなものではなく、本当に映画への愛が溢れているのが伝わってきます。各短編は別々の物語でありながら、リンクしている部分があり全体として1つの物語に繋がっていきます。いずれの短編も傑作ですが特に『太陽がいっぱい』『ドラゴン怒りの鉄拳』『愛の泉』はすばらしい。『愛の泉』なんて笑ったり、泣いたり読むのがすごい大変でしたw 映画好きでもそうでもない人でもきっと楽しめますが、作品に出てくる96本の映画全部が観たくなってしまうおそろしい本です。

対話篇 (★★★★☆)

対話篇 (新潮文庫)

著者/訳者:金城 一紀

出版社:新潮社( 2008-06-30 )

定価:¥ 460

Amazon価格:¥ 460

文庫 ( 244 ページ )

ISBN-10 : 4101351511

ISBN-13 : 9784101351513


あまりに『映画篇』がよかったので速効でamazonでポチりました。本作は”愛すること”の意味を真摯な対話を通じて探っていく3つの物語を収めた短編集です。死を前にして人は何を思うのか、本当に愛する人が見つかったら何をしなければいけないのか、いくつかの恋愛経験があるとなお心に染みると思われます。作中の『恋愛小説』『』の2作は映画化されているのそちらも要チェックです。

帰ってきた「映画日記」

『映画篇』刊行時に集英社で連載されていた金城一紀の「映画日記」が、ブログになっています。