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『アイの物語』他SF3冊を読んで

  • 2009.10.22

SFの積み本が増えてきたので、ヒマを見つけては読んでいます。

シュレディンガーのチョコパフェ (★★★★☆)

シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫JA)

著者/訳者:山本 弘

出版社:早川書房( 2008-01 )

定価:¥ 756

Amazon価格:¥ 756

文庫 ( 425 ページ )

ISBN-10 : 4150309140

ISBN-13 : 9784150309145


表紙絵があまりにオタクな感じなのであれですがタイトル的には惹かれるものがあり購入。量子力学の確率解釈における有名なパラドックスである”シュレディンガーの猫“をモチーフにした表題作『シュレディンガーのチョコパフェ』を含む7つの短編が収録されています。SFマガジン読者賞受賞の言語SF『メデューサの呪文』が秀逸。

アイの物語 (★★★★★)

アイの物語 (角川文庫)

著者/訳者:山本 弘

出版社:角川グループパブリッシング( 2009-03-25 )

定価:¥ 860

Amazon価格:¥ 860

文庫 ( 584 ページ )

ISBN-10 : 404460116X

ISBN-13 : 9784044601164


『シュレディンガーのチョコパフェ』が予想外におもしろかったので同作者の長編に挑戦。AIの反乱というド定番なネタを題材に、自分たちがノンフィクションだと信じているものが実はフィクションに過ぎない、フィクションは「しょせんフィクション」ではないなど、感慨深いテーマを扱った名作。ラストのスケールの大きさに圧倒されます。

声の網 (★★★★☆)

声の網 (角川文庫)

著者/訳者:星 新一

出版社:角川書店( 2006-01-25 )

定価:¥ 460

Amazon価格:¥ 460

文庫 ( 270 ページ )

ISBN-10 : 4041303192

ISBN-13 : 9784041303191


ショートショートの神様、星新一の傑作。絶版だったのが復刻したってことで早速読んでみました。30年以上前(1970年)の作品ですが、現在のインターネット社会の闇を恐ろしいほど正確に予見しています。

ニューロマンサー (★★★★★)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

出版社:早川書房( 1986-07 )

定価:¥ 1,008

Amazon価格:¥ 1,008

文庫 ( 451 ページ )

ISBN-10 : 415010672X

ISBN-13 : 9784150106720


iPhoneのセカイカメラという現実拡張アプリの記事を見ていたら再読してみたくなったので購入。大学生のときに初めて読んだ時も衝撃的でしたが、何度読んでもぶっとんだ世界感に痺れます。SFの世界が現実のものとなるのはそう遠くはないのかもしれませんね。

仕事するのにオフィスはいらないのか?

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)

著者/訳者:佐々木 俊尚

出版社:光文社( 2009-07-16 )

定価:¥ 798

Amazon価格:¥ 798

新書 ( 248 ページ )

ISBN-10 : 4334035159

ISBN-13 : 9784334035150


iPhoneが代表するような高性能スマートフォンの登場、ブロードバンドや公衆無線LANの普及、そして”クラウド”と呼ばれるネットワーク上でアプリやデータを管理する技術によって可能になった新しいワークスタイル”ノマド”の実践書です。

ノマドスタイルを実現するための具体的なサービスやツールの紹介だけなら似たような話はネットや雑誌で見つけられるかもしれませんが、それらを使う側に求められる要素(3つのコントロール要素)にまで言及しているところがポイントです。

1.アテンション(注意力、集中力)のコントロール

時間や場所といった制約から解放される一方で、それらの自由をルーズに浪費しないで目的の作業に注力するセルフコントロールが必要です。机に向かったはずなのにいつのまにか全然関係ないサイト見てる…ってよくありますね(;´Д`)

2.情報のコントロール

RSSやメール、SNSなどを通して触れる膨大な情報をいかに効率的にさばいていくのか、整理と蓄積、プルとプッシュの使い分けが重要になります。気がついたら未読RSSが1,000件越えてる…ってよくあり(ry

3.コラボレーション(連携、協調)のコントロール

個人で完結することばかりではありません。スケジュール共有やチャットなどのツールをうまく使って時間や場所を越えたリレーションシップの構築することは以前にも増して重要です。信頼関係がなくては成り立ちません。

まとめっていうか感想

会社の体制的に、情報セキュリティ的に、ノマドスタイルなんて自分には関係ないよって人がほとんどだと思います。何夢みたいなこと言ってるんだと思う部分はあるかもしれませんが、それでも通勤時間や余暇時間の活用などノマドスタイルのエッセンスはきっと参考になるはずです。

iPhoneをiフォンって書いているのが最後までなじめませんでしたが、さくっと読めます。ツールの進化とその活用でライフスタイルまで進化させようって考えはSF的でおもしろいです。

整理HACKS!を読んで整理整頓を極める

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣

著者/訳者:小山 龍介

出版社:東洋経済新報社( 2009-06 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本 ( 246 ページ )

ISBN-10 : 4492043373

ISBN-13 : 9784492043370


なんとなく黄色の表紙が目に止まって立ち読みしたところ、iPhone、Evernote、SugarSync、Twitterなど最近自分も使いはじめたツールを使って仕事の効率をアップするっぽい内容だったので試しに買ってみました。

整理HACKSってこで、冒頭のきちんと整理ができる人というのは、整理というプロセスを美しく処理できる、優れたデザイナーでもあるって言葉が示すように、整理という行為をちらかった状態をきれいに戻すという後処理としてでなく、将来の作業を効率化する前処理として捉えることで創造性を見出し、その過程も楽しもうって感じです。

本書ではツールを使った実践的なものから意識改革的なものまで全部で90個のハックが紹介されています。複数台のPCで作業環境を同期する方法やペーパーレス化のハックはぜひ実践してみたい内容です。気がつくとごちゃごちゃになっている名刺もきちんと管理したい。最近は出張もちらほらあるのでどこでもオフィス構築もタイムリーな課題です。

目指せノマド(遊牧民)的ワークスタイル!
モバイルカードとスキャナー(ScanSnap)が欲しい…。