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『ネットがあれば履歴書はいらない』を読んだ

  • 2010.02.02

ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書)

著者/訳者:佐々木 俊尚

出版社:宝島社( 2010-01-09 )

定価:¥ 680

Amazon価格:¥ 680

新書 ( 223 ページ )

ISBN-10 : 4796674853

ISBN-13 : 9784796674850


「ネットがあれば履歴書はいらない」ってタイトルですが、最近の就活では履歴書が不要になったよって話ではありません。サブタイトル”ウェブ時代のセルフブランディング術”にある通り、ブログやソーシャルメディアの活用が当たり前になったいま、それらメディアを活用し、自らプロデュースしていくことが大事な時代ですよって話です。

確かにブログやソーシャルメディアでの活動履歴を見ることで、その人の考え方からどんなことに興味・関心があるのか、スキル、願望、経歴、趣味、嗜好までさまざまな情報(通常履歴書に書いてないようなことまで)を知ることができます。場合によっては直接会って話をするよりも相手のことを知ることができる場合もあります。本書ではそういった履歴書以上の情報発信により、才能の発掘や運命的な出会い、コラボレーションに繋がった例も紹介されいます。

その他、セルフブランディングのポイント、便利なWebサービス、Twitterの活用方法などなど。1〜2時間ほどででさくっと読めます。

セルフブランディング

不景気ないまの世の中、ある日突然会社が潰れてしまうことはないとは言えません。また、終身雇用が崩壊したいま、組織の名前に頼らない道も考えておく必要があります。そんな大げさな話でなくとも、組織外のネットワーク構築、趣味の仲間探しにも自己プロデュースは重要です。自分にできること、やりたいことを発信することで、もしかしたらあなたを求めている誰かに出会えるかもしれません。発信しなければ出会う可能性は限りなく0です。

会社の後輩は絶賛恋人募集中ですが、自分のブログを読んで共感してくれる人じゃないと価値観が合わないからイヤだと言っています。各種ソーシャルメディア上でも精力的に情報発信し続けていますがまだ電波を受信してくれる人はいないようですw

セルフブランディングのポイント

本書でも指摘されていたセルフブランディングのポイントです。

  1. ID/アイコンの統一
    複数のソーシャルメディアにまたがる活動履歴をトレース可能にするためにもIDは共通のものを使うことが大事。サービスによってはIDよりアイコンで認識してたりすることもあるのでアイコンを頻繁に換えるのはよろしくない。
  2. 発言/キャラクターの整合性
    いろいろなところで言っていることがバラバラだと信頼性を損なう。同様に極端にキャラクターが違うのも考えもの。
  3. 有益な情報を発信すること
    「ねむい」「だるい」とか意味の発言ばかりでは魅力が感じられない。また「○○はクソ」「○○死ね」とか必要以上にネガティブだったり攻撃的だったりする内容は良く考えてから。見る人に有益な内容をたまには発信するよう意識する。

特に新しくIDを取得するときは、各種Webサービスで同じIDが取得できるかちゃんとリサーチしておかないとWebサービスごとにバラバラのIDになって、自分自身ですらどれがどれだかわからなくなってしまうので注意です。

まとめ

ブログやソーシャルメディアサイトは自分の顔であり、名刺であり、履歴書であり、それ以上のセルフブランディングツールです。せめてブログだけでもイケメンにしてあげたいので、そのうちデザイン修正しよう。

メディアマーカーで快適な読書管理

読書記録を管理・共有できるWebサービスにメディアマーカーが有名です。そのメディアマーカーのiPhoneアプリが何度かのバージョンアップを経て、大分便利になったので紹介します。

読書管理のWebサービス、iPhoneアプリはいくつかありますが、いずれも単体でしかデータを管理できないものばかりです。それぞれにデータを登録するのはめんどいですよね。その点、メディアマーカーならWebからもアプリからも登録・閲覧できてナイスです。

メディアマーカー(iPhoneアプリ) 参考画面

読書の記録・共有

キーワードまたはISBN番号を入力してアマゾンのデータベースから書籍情報を登録します。書籍の基本情報に加え、5段階評価やコメント、読書状況(未読、読中、読了)、所有状況(ウィッシュ、所有)、購入日、読了日、タグなどの項目を編集できます。編集した項目は検索対象になるのでコマメにメンテナンスしておくとよいです。Webサービス版では月毎の読破数、書籍購入金額合計の集計も表示されます。

欲しい本のリスト管理

本屋に行ってもタイトル、著者、出版社をちゃんと覚えていないと探せない、そもそも何買いにきたのかも思い出せないことがあります。事前にメディアマーカーに登録しておけばそんな事態は回避できます。欲しい本リスト以外にも条件を指定してリストの抽出ができ、さらにそれをローカルにダウンロードしておくことができます。電波の届かないような場所の本屋だって安心です。

その他

自分はやったことないですがユーザー同士で物々交換もできるようです。

『タイタンの妖女』を読んだけど意味がわからなかったの巻

  • 2009.12.08

買うだけ買って積本になっている本が結構な数になってきたので頑張って消化中な今日この頃。先日久しぶりに実家(富山)に帰省することになったので片道3時間半の電車旅の間に読もうと思って鞄に入れたつもりが、間違って既読本を持ち帰っており、積み本はなかなか減っていません。最近読んだのは次の5冊です。

タイタンの妖女 (★★★☆☆)

タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF)

著者/訳者:カート・ヴォネガット・ジュニア

出版社:早川書房( 2009-02-25 )

定価:¥ 798

Amazon価格:¥ 798

文庫 ( 480 ページ )

ISBN-10 : 4150117004

ISBN-13 : 9784150117009


爆笑問題の太田光が「人生を変えた一冊」として大推薦しているSFです(所属事務所の名前もこの本からとったといわれいます)。それは別としても有名なSF作品なので前から興味はあったので期待していたのですが、場面も時空も超えて話は飛びまくるわ、登場人物に魅力を感じないわ、450P近くあるわ、で何度も途中で断念しそうになりました。なんとか読み終えるも、あまりの結末に驚愕!もう全然意味がわからない。苦労して読んだ努力は全然報われない!途方に暮れながらあとがき(これまた太田光)を読んでようやく少しだけわかったような気になれました。あとがきを読まなかったら…。今ではいつかもう一度読んでみようかなって気にすらなっているから不思議です。

たったひとつの冴えたやりかた (★★★★☆)

たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)

著者/訳者:ジェイムズ,ジュニア ティプトリー 浅倉 久志 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

出版社:早川書房( 1987-10 )

定価:¥ 861

Amazon価格:¥ 861

文庫 ( 387 ページ )

ISBN-10 : 4150107394

ISBN-13 : 9784150107390


表紙が圧倒的になしですが、中身はローカス賞、星雲賞海外短編部門を受賞した本格SFです。いわゆる「泣ける系」で「これを読んで泣かなかったら人間ではない」とまで言われています…はい、例にもれず私も泣きました(じんわり程度)。スターウォーズのような派手さがなくともしっかりスペースオペラしています。本作はSFでは珍しい女性作家の作品です(残念ながらピストル自殺してしまいました…)。

向日葵の咲かない夏 (★★☆☆☆)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

著者/訳者:道尾 秀介

出版社:新潮社( 2008-07-29 )

定価:¥ 660

Amazon価格:¥ 660

文庫 ( 470 ページ )

ISBN-10 : 4101355517

ISBN-13 : 9784101355511


「このミステリーがすごい!2009年度版 作家別投票第1位」という帯に魅かれて購入しました。ある夏の日、少年はS君が首を吊って死んでいるのを発見する。その衝撃もつかの間、S君の死体は忽然と消えてしまう…っていう話なんですが、とにかく暗いです。登場人物全てになんとなく違和感を感じて気持ち悪さが続きます。あまりの気味の悪さに必死に読み終えましたがミステリとしての結末の新鮮味にはかける感じ。

ラッシュライフ (★★☆☆☆)

ラッシュライフ (新潮文庫)

著者/訳者:伊坂 幸太郎

出版社:新潮社( 2005-04 )

定価:¥ 660

Amazon価格:¥ 660

文庫 ( 469 ページ )

ISBN-10 : 4101250227

ISBN-13 : 9784101250229


『ゴールデンスランバー』がおもしろかったのでいろいろ読んでみていますが、それ以上にはまだ当たってない感じです。本作は5つの別々の物語がだんだんとリンクしていく群像劇という手法をとっています。構成のうまさは感じるものの、本作を通して何をいいたいのか、メッセージがいまいち伝わってきませんでした。どうせなら映画『マグノリア』のようなインパクトのあるオチにすればおもしろかったかも。

借金取りの王子2 (★★☆☆☆)

借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)

著者/訳者:垣根 涼介

出版社:新潮社( 2009-10-28 )

定価:¥ 620

Amazon価格:¥ 620

文庫 ( 436 ページ )

ISBN-10 : 4101329729

ISBN-13 : 9784101329727


彼女に借りて読み終わってから気付いたけど、シリーズモノの続編だった!前作読んでないよ!本シリーズはリストラ請負会社に勤める面接官が主人公、面接を通じて様々な人の人生をかいま見るって話。小説ながらも世の中いろいろな人生あるのだなとなんとなく思った程度ですね。前作の『君たちに明日はない』は山本周五郎賞を受賞しているそうです。