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7年振りのウィル&ジェイデン・スミス共演作『アフターアース』を観てきた感想

7年振りのウィル&ジェイデン・スミス共演作『アフターアース』を観てきた感想

6月21日に公開になった『アフターアース』を観にいってきました。SF映画は無条件に観るんだけれど、「荒廃した1,000年後の地球を舞台にサバイバル」って設定は特に萌え萌えきちゃいますねー。

『幸せのちから』以来7年ぶりにウィル&ジェイデン・スミス父子が共演していることが話題の本作ですが、本国では大コケしちゃっているようです。三部作構想もあるらしいけどどうなることやら。日本ではウィル・スミスは人気あるから大丈夫ですかね?

あらすじ

西暦3072年、天変地異により地球を捨てた人類は惑星プライムに移住していた。あるとき、レンジャー部隊の将軍サイファ(ウィル・スミス)とその息子であり訓練生のキタリ(ジェイデン・スミス)は宇宙遠征に出発するが宇宙嵐に遭遇し見知らぬ惑星へ墜落してしまう。墜落時に重症を負ったサイファに代わり、キタリが単身で救命信号を発信させるビーコンを探しに出ることになるが、墜落した惑星は1,000年の間に生態系が変化し、人類の侵入を受け付けないほどの危険地帯と化した地球だった。

みどころ

美しく危険な1,000年後の地球

SFで描かれる地球といえば、『ブレードランナー』や最近では『オブリビオン』で描かれていたように、荒廃した砂漠世界が多いですが、今回は人類が消えたことで独自に進化した緑溢れるジャングルが舞台です。『アバター』ほどの独自性はないものの、美しく危険な新しい地球はとても魅力に溢れています。そんな箱庭をキタリが走り、飛び、泳ぐ!ただそれだけでもワクワクします。

親子が演じるもう1つの親子の姿

本当の親子が親子の役を演じています。だからリアル感がちがう!なーんてことはありません。いつもでしゃばりのウィル・スミスですが本作では負傷して動けない役どころってこともあって、ただ息子を信じて見守るだけ。偉大な父と期待に応えたいと焦る息子、ぎこちない関係がいい感じです(息子は結構「パパ、パパ」言って泣いてたけどw)。そこらへんはリアルが重なりますね。

SFじゃなくてもいいんです

なんと本作の原案はウィル・スミス自らが考案したそうで、当初は、人里離れた山奥で車が壊れた父子が救助を待つという物語だったそうです。今回SFの皮をかぶっていますが、それはデコレーション的なもので、描かれているドラマは普偏の物語です。

個人的な感想

SF的要素に釣られて観てみたら、別にSFじゃなくてもいいじゃない的な話で、しかもなんのひねりもないストレートな展開でびっくりです。悪く言うと「息子よ、愛してる(信じてる)」「わかってる、パパ大好き♥」で終わる話かもしれませんが、シンプルな作品は好きですw

人類が惑星プライムに移住したときの原住民とのいざこざが冒頭5分ほどでさらっと流されていましたが、そっちの話の方がおもしろそうなんですけど。続編やるならそのときのことをお願いしたいです。

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