金城一紀の『映画篇』『対話篇』を読んだ

  • 2010.07.11

どこか忘れたけどブログで絶賛されていたのでいつか読もうと思っていたら、文庫本版が出ていたのでさっそく読んでみました。

映画篇 (★★★★★)

映画篇 (集英社文庫)

著者/訳者:金城 一紀

出版社:集英社( 2010-06-25 )

定価:¥ 750

Amazon価格:¥ 750

文庫 ( 472 ページ )

ISBN-10 : 408746587X

ISBN-13 : 9784087465877


映画をモチーフにした友情、正義、ロマンス、復讐、笑いと感動、の5つの短編集。タイトルと設定だけを名作映画から借りてきたようなものではなく、本当に映画への愛が溢れているのが伝わってきます。各短編は別々の物語でありながら、リンクしている部分があり全体として1つの物語に繋がっていきます。いずれの短編も傑作ですが特に『太陽がいっぱい』『ドラゴン怒りの鉄拳』『愛の泉』はすばらしい。『愛の泉』なんて笑ったり、泣いたり読むのがすごい大変でしたw 映画好きでもそうでもない人でもきっと楽しめますが、作品に出てくる96本の映画全部が観たくなってしまうおそろしい本です。

対話篇 (★★★★☆)

対話篇 (新潮文庫)

著者/訳者:金城 一紀

出版社:新潮社( 2008-06-30 )

定価:¥ 460

Amazon価格:¥ 460

文庫 ( 244 ページ )

ISBN-10 : 4101351511

ISBN-13 : 9784101351513


あまりに『映画篇』がよかったので速効でamazonでポチりました。本作は”愛すること”の意味を真摯な対話を通じて探っていく3つの物語を収めた短編集です。死を前にして人は何を思うのか、本当に愛する人が見つかったら何をしなければいけないのか、いくつかの恋愛経験があるとなお心に染みると思われます。作中の『恋愛小説』『』の2作は映画化されているのそちらも要チェックです。

帰ってきた「映画日記」

『映画篇』刊行時に集英社で連載されていた金城一紀の「映画日記」が、ブログになっています。

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  • ごーや

    本屋で偶然見つけて、ここにも書いてあったな…と思って読んでみました。
    この本は素晴らしいです。
    こういう構成、好きです。
    昔の映画ですが、パルプフィクションを思い出しました。
    あれには感動はなかったけど。
    「愛の泉」の最後のほう、号泣です。
    あと数ページなのに、読書を中断せざるを得ませんでした。
    そして、確かに出てくる映画、全て観たくなりました。
    「ローマの休日」を始めに観て、最後にも観て…という感じです。
    この本は読めて良かった。
    ありがとうございます。

    • ColdSleep

      > ごーやさん
      コメントありがとうございます。最後は本当に泣いたり、笑ったりで大変なことになりますよね。『対話篇』とその映画化作品もオススメです。